スッポンポン
「京はどんよりとした暑さに包まれてますぇ。
あんたはん、今日も畑のお仕事どすか?
お腰いためんように程ほどにしときやす。
お御籤(おみくじ)にまつわるこわぁいお話をしまひょかね。先斗町の大明神さんや。
昭和の時代に、火事がありましてぇ、すごーい勢いで広がった火の手がなぜか突然弱まり、
被害は想定外に小さく済んだそうで、翌朝、町の人が現場に行ってみると、
火事の納まった場所に信楽焼きの狸が真っ二つに割れていたそうや。
人々は狸が街を護ってくれたのだと感謝し、大明神として祀りましたぇ。
この大明神にお賽銭を入れると、
「スッポコポンポン・スッポンポンおおきに、ようこそ、ようお参りしておくれやした」と音声が・・
たまに不吉な占いを告げる時もあるそうや
「スッポコポン・・大凶どす。振り返ったらあきまへん。うち、もう、後ろまできってまっせ」
思わず後ろを振り向くと、恐ろしい顔した舞妓はんがおそい掛かってくるそうや・・
肝冷やす大明神さんもあるのんやなぁ」 ―― 末摘花
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「スッポンポン」 というのは、ようするに 「すっぽんぽん」 なわけですが、この言葉の語源は
どこからくるのでしょうね。
「アンポンタン」 とか 「トンチンカン」 とか ・・・、どうも余計なことですが。
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「 ほんまになあ。
なにやら卑猥な響きもしはりますが、金田一せんせに聞いてみておくれやす 」 ――末摘花
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「金田一せんせ」 といいますと、金田一春彦先生のことでしょうか。
先年、90歳近くで亡くなられましたよね。
NHK教育テレビの 「手話ニュース」 でのお姿、とても懐かしいです。
息子さんが、驚くほどそっくりなので、ほっとしています。
金田一の家系は、私たち日本人の、言葉のふるさとでしょうね。



















