三十ふり袖

 「 うかうか三十 きょろきょろ四十 」 という諺があります。すぐ年老いる事の意味でしょうが、長寿の現代では、「 うかうか五十 きょろきょろ六十 」 でしょうか。
 「 三十ふり袖 四十島田 」 という諺もあります。年齢に不相応な、若ごしらえの服装・化粧をする意味ですが、これがなんとも悲しい。
 婚期を逸した女性を優しく包み込む 「 三十ふり袖 」( 山本周五郎・作 )という小説があります。病気の母親を抱えた娘に遅い春が訪れる。・・・しかし・・・。物語の終いに、そっと振り袖に手を通す女主人公には泣けます。

 山荘には若い娘が多く訪れる。多少歳いった娘も多い。彼女らはこの上なく明るく、「 三十ふり袖 」 なんて暗さは余り無い。・・・いい時代なのだろうが、それでいいのだろう・・・ね。

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ガリ股・考

 8/15 の 「 近況報告 」 で 『 ガリ股 』 という言葉をとりあげた。『 ガニ股 ( 蟹股 ) 』 の間違いでは ? と思ったら、使っている人が現にいる。もちろん広辞苑には無い。

 どうも気になる。気になって困る。いろいろ調べてみたけど、手に負えない。古語辞典に 『 かりまた ( 雁股 )』 という言葉が有る。「 ヤジリの一種。マタを開いたような形をし、内側が刃になっている・・・」。この 『 かりまた 』 が関西風に化粧して 『 がりまた 』 になったのか、・・・どうかな。

 このHPを御覧の方で、ご存知の方、教えて下さい。

  (・・・『 ガリ股 』 の悩みは深い・・・)

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明日は台風一過

 台風が悪さをせずに通り過ぎようとしています。本日はお客様も有りませんが、きょう宿を出られた二人が心配です。一人は無事飛行機に乗れたようですが、もう一人は帯広泊まりだそうだ。峠は霧が深い。
 山荘を利用して頂いたお客様から、無事帰還したというメールを頂くとホッとする、うれしい。たいした事も出来なかったが、感謝の言葉が入っていると、こちらの方こそ感謝したくなる。・・・不思議な人間関係だ。

( 写真は天気の良かった時のもの。明日は台風一過で、こんな青空が現れるだろう )

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台風直前

 嵐の前の静けさでしょうか、木の葉を軽くゆらす風に、しとしと雨。黒い不気味な雲が、十勝連峰の上に掛かってきました。湿度も高く、生暖かく不快な山荘周辺です ( 正午ごろ )。
 夏にみえたお客様から心遣いのメールを頂きました、ありがとう。今のところ大丈夫です。ただ、この山荘は隣近所から離れているため、「 助けてくれ !」 と叫んでも届かない。キタキツネかエゾシカが振り向くだけで、それが不安といえば不安です。

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台風前

 今朝5時の外気温17℃。曇り。無風。

 台風襲来前の静けさか・・・、山も身を隠し不気味だ。
 お客様が二人。若い男性客はきょう本州に戻るのだが、飛行機が飛ぶかどうか不安だし、もう一人の若い女性は、富良野経由で帯広に向かうという。小さなレンタカーで風雨の中、峠越えは心配だ。
 北海道は台風の経験が少なく、備えも余り無い。例えば、本州の家屋にみられる雨戸という設備が無いため、窓ガラスは飛来物に弱く、割れると致命的だ。

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ジャリ道を歩く(5)

 美瑛の北にある五稜の丘を歩いた。歩く仏陀・Hさんと一緒に歩いた。彼のお気に入りの場所だ。
 仏陀の瞑想の邪魔にならないよう、彼の後ろを少し離れて歩く。テンポが私より速く軽快だ。その後姿をカメラに収めた。
 美瑛の丘が総て見渡せるような見事な景観が広がる。曲がりは少ないが、アップダウンの多い心地良い道だ。レンタカーが時折通る ( メジャーになったんだろう )。
 景観の良さではルベシベと甲乙つけがたいが、スケールが大きすぎて、私には戸惑いがおきる ( ルベシベの潤いが恋しい )。
 仏陀のHさんには、このスケール感がおそらく必要なのだろう。メガネの奥の眼差しが何を求めているのか、私には想像すら出来ないが。
 

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ジャリ道を歩く(5)

 五稜の丘からの風景

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空 ・ 雲

 本州からの旅人の美瑛についての感想の一つに、空や雲がある。「 こんなにしみじみ空を眺めたことが無い 」 と言う。
 どうしてだろう。彼らの住む世界の頭上にも当然空は有る。でもその空をしみじみ眺めた事が無いわけだ。
 一体、彼らの空と美瑛の空と、何処がどう違うのだらうか。・・・分からない。たぶん雲が関係しているのかも知れないが・・・。

カテゴリー: 天気、星空  タグ: , — tomi PM 6:00  コメント (0)

変な

 「 キリコ 」 という変な絵を描く画家がいた。形而上絵画とか、シュールリアリズム絵画の祖とか言われているそうだ。とにかく見ていて変な感覚に襲われる。変な遠近法に、変な建物、変な人物、・・・変だらけ。時間という次元が無い、フロイトの無意識の世界、夢の世界に誘い込まれたようで、こんな世界に入り込んだら不安で身震いする。
 美瑛にも、見ていて不安になる風景が多い。例えば左の写真の場所。カメラは水平に構えてはいるのだが、左の白樺の並木が何やら変だ。キリコ風だ。
 こんな風景がごく当たり前に眺められるようになれば、一人前の美瑛人だ。

カテゴリー: 写真、絵, 本、小説、詩, 美瑛, 風景  タグ: , — tomi PM 5:00  コメント (0)

黄色が主役

 大豆の葉が黄色く色づくと、遠くから見てキガラシ ( 菜の花の一種 ) に間違えられることがある。キガラシはレモンイエローだが、こちらは山吹色だ。
 秋色というイメージは、やはり黄色が主役だろうか。赤や朱色は脇役で、くすんだ緑が背景を装う。
 もうすぐ山から紅葉が下りて来る。美瑛の 「 燃える秋 」 も間近だ。

カテゴリー: 季節、四季, 植物、花、ハーブ  タグ: , — tomi PM 4:00  コメント (0)